雑誌「歯科技工」を読んで

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歯科技工12月号P1568〜P1593

生体用シリコーン床用レジンの化学結合により高度な安定と使用感を実現した最新のシリ コーン裏装義歯

私も以前にシリコーン裏装材を使用していました。患者さんの反応は良く、特に痛みのあ った方のほとんどは「痛くなく噛める」との、評価をもらえていたのですが、製作作業に 時間と手間がかかるのとレジンとシリコーンの接着部分から高頻度で剥がれてしまうとい う欠点がネックでした。
手間と時間がかかるのは技工士の問題でいいのですが、剥がれてしまうのは患者さんに信 頼を得るという点で最大の問題でした。
この稿で書かれているれじんととシリコーンを同時に重合させる方法だとその問題が生じ ず患者さんに安心して使って頂けると思います。
顎堤が激しく吸収したケース
舌側のアンダーカットのきついケース
痛みが激しいケース
この様なケースにも希望がもてます
技工士N [2001/12/27(木)14:43:51]

歯科技工12月号P1655-1668

日本におけるイタリア2001」の終わりにミラノから日本の歯科技工士諸氏へ  現在、多くの日本人歯科技工士が海外で仕事をしています。当初は言葉も十分でない環 境の中で様々な人種の人達とコミュニケーションをとっていくことはとても困難なことだ と思います。また材料や器材などもその国々に行ってみて初めて目にする物が多いので筆 者は戸惑うばかりだったそうです。その環境の中でお互いサポートし合いながら高度な仕 事を進めていくことはとても素晴らしいと思います。初めは精神的にもかなり辛いのでは ・・・と思いますが、納得のいける仕事が出来た時は言葉では表現仕切れないほどの自信 につながるのではないでしょうか。
技工士Y [2001/12/25(火)15:53:49]

歯科技工11月号P1458〜P1470

適合機能する総義歯製作の為のstep by step

第10回無歯顎模型の見方
有歯顎・無歯顎の計測部位ごとの平均値を出しそれをもとに定規を作り無歯顎模型と重ね て有歯顎時を想定し立体的なイメージを作る目安に役立てていることや、正中縫合線・横 口蓋ひだ・口蓋小窩・ハミューラノッチ・翼突下顎ひだ・舌小帯・顎舌骨筋線・臼後結節 ・歯槽頂を模型に記入する習慣を付けることで模型を観る力が付く事を改めて認識しました。
適合が良く咬合圧が均等に顎堤に分散されれば、顎堤の吸収は少ない。 「健全な顎堤」+「義歯安定剤など必要のない快適な総義歯」!
技工士N [2001/11/27(火)14:47:50]

歯科技工11月号P1423〜P1434 「研磨剤の特性を利用した新しい研磨法」

現在の研磨といえばシリコンポイント類を主体とした研磨法であり、一つ一つの研磨スッ テプを確実に積み重ねていくことにより滑沢に仕上げ、最終のつや出しを行う。
この研磨 法方における問題点は多数のポイント類を多用しなければならないこと、研磨不足やキズ などを発見したときはポイントを付け替え後戻りしなければならないことである。特にハイブリッドセラミックスの場合シリコンポイントでどれだけ丁寧に中研磨を行うかで最終 の仕上がりが決まってしまうのでどうしても時間がかかりすぎてしまう。
本稿で紹介され ているウルトラマルチシリーズ(アイデント化学工業)の研磨剤は粗い粒子が切削能力を発揮し、研磨面のキズなどを取り除いてキレのよい働きをする。次にその粗い粒子が研磨 ブラシやフェルトの回転力と圧力によって押しつぶされて細かい粒子になっていくのでさらに研磨面をきれいに仕上げることができる。これは最終仕上げも同時に行うことができ るので作業時間の短縮をする事ができる。また高価なポイント類のコスト削減を図ること もできるのでぜひいちど試してみたい。
技工士Y [2001/11/26(月)15:08:59]

「PVAを使用したスポーツ用マウスガードの製作」

マウスガードは激しい接触のあるスポーツをする際に口腔内の外傷や脳へのダメージを軽 減させる目的として装着する事が多く、パワーアップを目的として装着することもある。
現在、スポーツガードで使用しているEVA(エチレン酢酸ビニル)を用いたものではカス タムタイプのものでも「息苦しい」「硬すぎる」といった不満を耳にすることがあった。 カスタムタイプのマウスガードは歯科医師による印象から作製した石膏模型上でEVAシー トを吸引圧接するタイプであるため費用が高くなり経済的な負担が大きかった。
本稿で紹介されている新素材のPVA(ポリビニルアルコール)は、EVAに比べて装着感もよ く、耐久性にも優れており費用も安価に製作することが可能。特に興味を持ったのが、粉 末状のPVAを練和する際に水だけはなく、市販のジュースなどを使用して味や香りをつけ ることができること、冷凍庫に入れて重合させること、冷凍−解凍−冷凍を繰り返すごと に弾力、強度とも増すため再度模型にはめた状態で冷凍庫に入れることである。
この様に従来とは全く異なった製作方法であることに興味をもった。マウスガードは今後とも装着 の義務化が増えるのではないかと思う。
筆者らはさらにシステムを改良し、より性能の良 いマウスガードが簡単に製作、普及できるように研究を重ねられる様なので今後の研究に も期待したい。
技工士Y 011022

P1327〜P1341 機能解剖学 生理学に基づく印象テクニック

その1.維持と支持 口腔周囲筋と舌とのバランスを採り入れる為の基本理論

○総義歯は維持力と支持力がなければ機能を発揮することが出来ない。顎堤が 低く狭くなってしまった場合には義歯辺縁の形態を、重視した従来の考え方では機能時に維持力が低下してしまう。
「どの部位に何の組織や器官があるか」を考える形態解剖から 「それらがどのように機能し、どのように経年的に変化するか」を考える機 能解剖が発達口腔周囲筋と舌との力学的バランスが生理学的に重要
特に高度に顎堤が吸収した場合には維持力が低下する為、口腔周囲筋と舌と 咀嚼や咬合などの力による義歯の移動に対して抵抗す る力を発揮させる事が大 切。頬筋、オトガイ筋、モダイオラスの機能、これらの筋が最大収縮するのは大きく嚥下したとき、その為、印象採得の際に「イー」「ウー」「オー」の発音時「モグモグ」「ゴックン」の嚥下時の筋肉の状態を取り込むことが大切。

  総義歯の維持力を発揮するには
 (1)基礎維持(接着 支持)
 (2)真空力維持(吸着)
 (3)内側弁維持及び外側弁維持(辺縁封鎖)
 (4)機械的維持(把持)
 (5)機能的維持(支持)
 以上を最大限に発揮できる印象を採る事が大切
技工士N 011022

■歯科技工9月号 P1204〜P1213

※ 第9回パイロットデンチャ−製作の技工

総義歯の義歯床面の印象の目的は維持力と支持力を発現させること。 異物感のない上部構造体を作るための義歯床の辺縁位置や厚みの設定も重要。 口腔内の骨の吸収状態や形状、粘膜の厚みや性状などについて、十分に視診・触 診を行ったうえで、まず既製トレーとアルジネート印象材などを用いて解剖学的 で無圧的な印象を採得し、次にその印象から得られた模型上において、その症例 に合った個人トレーを製作するよりよい印象の採得とは
 ○義歯床の辺縁位置、特に厚みや形状を明確にする。
 ○維持力および支持力を印象内面と辺縁部に採りこむ
今回この章では丁寧な図と説明、詳しい写真で、わかりやすく解説されていまし た。顎堤の吸収が大きい物や噛み合わせの難しい症例に出合う度に丁寧な印象の 必要性を痛感しています。
技工士 N 010927

■歯科技工9月号

※「コンポジットレジンを用いた間接法による支台築造の有用性と実際」

従来、歯冠補綴物と築造体が一体となった脱落などのドラブルが多かった。これは弾性率 の低い歯根の中に極端に弾性率の高い金属性のポストが存在するために歯冠補綴物に加わ る力がポスト孔先端付近と根面部の支台築造体辺縁に応力集中を引き起こすからだと考え られる。
ではどうすればそれを防ぐことができるか?
まず、天然歯は歯髄に近いほど弾性 率が低く、歯髄腔に遠ざかり表層部に近づくほど弾性率は高くなる。この特徴を考慮する とコアの材料はできる限り歯質に近似したものが望ましいことがわかる。特にコンポジッ トレジンはその条件に近く圧縮力に対して強いため支台築造には適しているが、曲げ強度 が弱いので単独でポストとして使用するには適さない。だからレジンコアの芯となる部分 には金属ポストの併用が望ましいと考えられる。
間接法のレジン築造はコアとポストのそ れぞれにおいて材料を変えれられるメリットがあるので例えばポスト部にガラスファイバ ー、コアにハイブリッドセラミックスを使用することもできる。このような支台築造は審 美的な面や金属アレルギー体質を有する症例においても大変有効ではないだろうか
技工士Y [2001/09/22(土)16:59:56

■歯科技工8月号 P1091

※修正液をアンチフラックスとして利用する。

ここで紹介されている修正液をアンチフラックスとして利用する方法は、私も活 用しています。
日常文房具屋さんで販売されている修正液は、とても安価な上に 操作性も容易なので、いつも机の引き出しにに常備しています。
歯科用のアンチ フラックスはあまり使用したことはありませんが、他に流れてほしくない部分に は絶対に蝋が流れてこないので、私もアンチフラックスの代わりに修正液を利用 する方法に満足しています。
技工士 Y 010820

■歯科技工8月号 P998〜1005

無歯顎&総義歯バラエティーファイル

<実例> この無歯顎にこの総義歯

咬合がヒトの生体機能を司る自律神経や運動神経といった脳神経系に大きな影響を及ぼす事はいろんな事から学んできています。
この章では、口腔内のみならず全身的にも、精神的にも多くの深刻な問題を抱え た患者に対して新義歯を作っていく過程で患者さんの精神的な改善が筆者である 小嶋先生の喜びとなっている事がよくわかります。
咬合と脳神経の重要な関係を もっと理解し今後の技術向上を目指したいです。
 技工士 N 010820

■歯科技工7月号P962〜963

第28回臨床から学ぶ その4、局部床義歯を考える

PDを作る際の最も重要なことは、残存歯をいかに長持ちさせるかという事ですが、PDの設計をする時いつも悩まさせるのが、この歯にクラスプをかけると、 この歯の寿命を短くするのではと心配しながらしています。
PDは、床・クラスプ・人工歯から成り立っていますが、その床が顎堤を吸収する役割のクラスプが 抜歯鉗子となってしまう事があり、不利な条件においての注意点がこの章では記されています。

(1)外形は出きるだけ単純な形にする
(2)残存歯の歯周組織は出きるだけクリアーにする 。
(3)クラスプの形を複雑にしない。
このことに注意しながら設計していきたいと思います 
(技工士 N)

■歯科技工7月号 P910〜931

ラボワークにおけるクリストバライト系埋没材を考察する。

現在、各メーカーから多くの歯科鋳造用クリストバライト系埋没材が発売されています。特にクイックタイプといわれる急速加熱型クリストバライト系埋没材が ここ数年出てきています。
ここで紹介されている松風から最近発売されたクイックタイプの「クリスト21」を私も使用してみましたが、鋳造体の面あれや鋳バリなどの発生もみられず、硬 化時の膨張が安定していると感じました。また従来のワックスパターンの埋没に は埋没材とのなじみを良好にして、気泡などの巻き込みを防止するワックスクリーナーなどの界面活性材が必要不可欠でしたが、この「クリスト21」はワックス パターンとの馴染みを良好にする設計がなされているので、界面活性材の使いすぎによる。
埋没材の硬化不良や鋳型面の面あれを防止することができるので、ここ最近はずっと「クリスト21」を愛用しています。
(技工士Y)010722

■歯科技工士21世紀のミッション

Mission6 閉塞型睡眠時無呼吸症候群に対するPMA

私の母が実はこの閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状で長年苦しんでいるので、このページを目にした時とても興味をひかれました。
確かに母は就寝時によく鼾をかき、一瞬呼吸が止まる様な症状を訴え、熟睡が出来ない様です。そのうえ昼間はかなり眠気とだるさの戦いの様です。この様な症状を訴えて いる人にとってPMAはかなりの効果があり、装着感や安定性も良好な結果を得ている様です。作り方も実際院内で作っているナイトガードに似ており一度母にためしてみたいなと思います。
技工士 N 010614

■歯科技工6月号 P.842〜843 第27回 臨床から学ぶ その3.クラウンを考える。

口腔健康向上のためのクラウンを製作する際の基本的な注意点はカントゥアとコンタクトポイント であると改めて再認識しました。まずカントゥアですが、歯冠部豊隆の形成の仕方一つで歯肉の健 康度に大きな影響が生じてきます。特にオーバーカンゥアは、歯肉に適度な刺激が与えられないの で歯頚部は不潔域となります。次にコンタクトポイントは隣在歯との接触が甘ければ必ず食片圧入 を起こし、歯槽骨の垂直性骨吸収を引き起こします。もちろん一番の大きな問題はクラウンが口腔 内できちんとフィットしているかどうかですが、歯肉の形態をよく観察し、歯肉形態に合うような クラウンを製作していきたいと思います。
技工士 Y 010613

■5月号 P672〜680 【適合・機能する総義歯製作のための Case presentation】

下顎前突と顎吸収による不利な対顎関係の症例にいかに対応するか

新しい総義歯を作る時に
(1)現在どのような状況であるのか?
(2)なぜこのような状況になっているのか?
(3)なぜこのような状況が生じたか?
以上の事を良く理解する必要があり、科学的な根拠である。
・患者の運動生理的能力・機能的ダメージ・形態的ダメージを把握する事が大切 、概形印象を取ることによって、より明確な予測ができ患者さんに正しく説明す ることが出来る。
技工士は印象から得られた情報の中から最適な形態を探し出し 最高の機能を発揮する事が出来る道具を作り出さなければならない。
その為にも印象から見えないもの、見えないところを、いかに頭の中で想像する かを持つ事が今後の課題です。
技工士 N 010518

■5月号 P720〜721 第26回 【臨床から学ぶ その2 ブリッジを考える。】

先月号でブリッヂの装着トラブルで一番多い清掃性の欠落したブリッヂの症例を学びました。
それでは、技工士としてどの様な点に注意してブリッヂを製作すれ ばよいのかを今月号は明確にしてくれています。
(1)歯根の表面積から算出した各歯の抵抗係数、疲学係数を利用してブリッヂの 過重負担を避ける。
(2)粘膜面に接する部分はプラークの付着しやすいレジンの使用は避ける。
(3)食物の停滞したりすることのない様に自浄空隙を持たせること、さらにフロス、歯間ブラシで清掃可能な部分を多く作る。
(4)ポンティックが粘膜に強く接することを避ける。
以上の事を注意しながらこれからもブリッヂ製作に取り組んでいきたいと思いま す。
しかし、あくまでも清掃自体は患者さん自身で行って頂くものなので、ブリッヂ でのトラブルの減少には、患者さんの意識改革も不可避だと改めて思いました。
技工士 Y 010518

■4月号 【義歯洗浄剤の長期間使用によるレジン床への影響】

長い間使用されている義歯の修理が来ると、まずかなりの変色と、レジンの劣化が激しいのはもう当たり前と思っているのですが、そんなに古くないのに、修理の際あきらかに補修したレジンと色が違うと感じていたのは、義歯洗浄剤の影響も大きい様です。
食べ物の着色を防ぐ成分が義歯そのものの色をも少しづつ変化させている様です。
私の周りの義歯装着者もたいてい義歯洗浄剤を使用しています。理由は、次に入れる時に“気持ちが良い”と言うことです。
異口同音でこの様な感想を持つ人が多いということは、これからますます増えるのではと思いました。
たった半年程の使用で変化してくるのでこれから、義歯の素材側・義歯洗浄剤側、双方で研究 と改良が進められる事を期待しています。
技工士 N

■4月号 第25回 【臨床から学ぶ その1 ブリッジを考える。】を読んで

普段技工サイドではブリッジなどの補綴物を作製するだけで、ブリッジの除去直後の歯肉の状態など見る機会がないので、このような特集があるとこれからの補綴物作製時にとても参考になります。ポンティックの形態についてもいくつか気になる点があるので、次号を楽しみにしたいと思います。
技工士 Y

■3月号 p330■ 【印象採得の原理と種類】

その1 充分な維持力・支持力をもたらす印象の要件
 粘膜面と義歯床の間に空気が入ると義歯の脱離が起こるので空気が入りにくくする為に床辺縁部をシールするポストダムの付与もこの原理からだが、与えすぎてしまうとかえって義歯の浮き上がりをまねく。
総義歯の印象の場合出きるだけ無圧でと思っていたが、床縁部分に関してはある一定の圧をかけて印象した方がより維持力・支持力を増す床縁が適切であり人工歯の配列位置に問題がなければ外れることも浮き上がることもない。これらの事を、知識としてではなく技術として身につけられる様に努めていきたい。
技工士 N

■歯科技工3月号 P438〜440■ 【脳と咀嚼 第3回 良く噛む子供の記憶力】を読んで。

最近の子供は昔の子供と比べると固い食べ物より軟らかい食べ物を好んであまりよく噛まない傾向がみられます。
今回、大阪の某幼稚園で良く噛む子供の記憶力について調査が行われ良く噛む子の方が良く噛まない子よりも知能指数が高いことがわかりました。
確かに良く噛むことによって脳に刺激を与える事ができるので記憶力も増すと思います。また、食物を完全に咀嚼することによって完全に消化吸収されるため、食べ物が少量でも満腹感を得ることができ、栄養も十分に取ることができるのでこれからは脳と体の健康のためにも良く噛むことを心掛けていこうと思います。
技工士 Y

■歯科技工2月号P206〜207■ 【「形と色の識別」】を読んで

今回でこの連載は2回目になりますが目の錯覚(錯視)のことが書かれておりとても興味深く目をとうせました。
今まであまり深く考えたことが無かったので日常生活においてのさまざまな錯覚にもう少し気付けるように心がけてみたいと思いました。又錯覚に気付くこと出来たならこれから物に対しての見方も違ってくるのではないかと思います。
次回は我々が正確に物の“形態”や“色”を捉えなくては成らない時、どのような錯視作用に注意を払わなくてはならないか、又どのような工夫や環境がより適切なのかをテーマに進められるそうなので楽しみにしたいと思います。
技工士 Y 010223

■歯科技工2月号P176〜181■ 【旧パーシャルデンチュアーの改造により顎位の安定を図り総義歯に移行した症例】

旧義歯に増歯をし総義歯に ということは技工士は結構日常的に行っています今回の場合患者さんの経済的的理由でパイロットデンチュアーの制作が出来なかったとのとですが旧義歯でも工夫次第で十分パイロットデンチュアーの役目が果たせると事がわかりました。
顎位の低下を判断する基準、交合挙上をする際の一回の分量わかっているようでわかっていないのが実情です。
この場合患者さんの経済的理由ではあったのですがかえって旧義歯を利用することで患者さんの総義歯への不安も徐々に解消できたのではないでしょうか?
技工士 N 010223

■2月号 P153〜156■ 【補綴物上のプラークが染まらず困った経験はありませんか?】

TBIの時に私もよく、染め出し液を使います。これをすると、磨き残しが一目瞭然なの でモチベーションしやすいからですが確かに補綴物には染まらないのでそういう所は指導 の中でもあまり触れていなかった様に思います。そういう場合歯肉の方に注目してもらい 健康な歯肉と対比して見てもらったりと、いろいろとプラークコントロールにもモチベー ション」の仕方があると改めて感じました。
衛生士S 010215

■歯科技工 1月号 P3〜■ 【ドイツ歯科技工界のトップを目指す女性歯科技工士マイスターに聞く】を読んで

今回クラウスカンター賞に初めて女性技工士マイスターが受賞されましたが、受賞されたアレキサンドラ ノイカムさんはこれからもより高度なものを目指して技工に全力投球したいと仕事への熱意を表していることに対して同じ女性歯科技工士としてノイカムさんの仕事への姿勢と努力に大変尊敬しました。
またドイツは日本と比べてみると理論、臨床と共に大変充実している教育制度にも驚かされ、日本もこのようなドイツのハイレベルな歯科技工に近づくためにも教育制度を見習うべきだと思いました。
技工士 Y 010217

■歯科技工 1月号 P26〜29■ 【無歯顎&総義歯バラエテ―ファイル第1回】

総義歯による発音・審美感対する強い不安感・抵抗にパイロットデンチュアーシステムによる総義歯制作で患者さんの信頼を得、尚且つその患者さんに一番合った総義歯を制作。
パイロットデンチュアーを作る際に患者さんにインフォームドコンセントを行い患者さんの理解と協力を得、義歯制作をスムーズに運ぶ段階が良くわかりました。
インフォームドコンセントの重要性・パイロットデンチュアーの果たす役割を改めて認識した内容でした。
技工士N 010219

■歯科技工 12月号・P-1572■ 【高まる噛みあわせパワーへの関心とスポーツ歯学への需要 】

マウスガードといえばボクシングや、ラグビーを直ぐに想像していました。
確かに歯を食いしばると通常より力が出ることは知っていましたが、スピードスケー トの清水宏保選手がワールドカップカルガリー大会の男子500mで35秒83の日 本新で優勝されたときマウスガードを付けていたことは知りませんでした。
これはマウスガードだけの力ではありませんが少なくともマウスガードも関与してい ると思います。
このレポートを読みながら今までマウスガードはスポーツに使うものと、いう考えがありましたが歯の保護という意味では別の用途があるのでは と思いました。たとえば、出産の時とか・・・・私が出産するときに使ってみよ うと思いました。
(技工士Y)2000年12月18日

■歯科技工 12月号・P-1572■ 【社会時代の流れから生まれる歯科技工の新しい側面 】

義歯に名前を入れたりすることは歯科医師会や技工士会のほうから、老人ホーム などに出向いてボランティアで行われていたりしていたので、以前から知っては いたのですが更に進化して1mm立方足ずのマイクロディスクや、不燃性の身元 確認(ID)カード等が考案され実用化されているとの事。
何がどこで起こるかわからない現在ではこの「義歯刻印法」は益々必要とされるのではと、興味深く 読ませていただきました。
(技工士N)2000年12月17日

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